この威風堂々たるクルマは昭和18年(1943年)トヨタ製。跳ね上がり式のアポロウインカー、木製のハシゴ、積載された大八車のようなホースカーなど、装備もヴィンテージ感たっぷり。現存するこの消防車は昭和23年(1948年)まで品川消防署に配備されていたそうで、東京で戦火をくぐり抜けてきたことになる。以後も都内の消防署を経て北関東の消防団で昭和48年まで、何と30年にわたり現役だった。今はコレクターの元で大切にレストアされているところ。ずっと後世に残したい昭和の働く名車である。
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