2006年に公開されたディズニー・ピクサー製作の映画"Cars"。公開当時はさほど大きな話題にならなかったと記憶するが、ストックカーレースやルート66など、アメリカの自動車文化を背景に作り込まれた秀逸なストーリーから、その後、口コミで確実にファンを増やし、今やディズニーキャラクターの中でもトップクラスの人気を誇る。
その影響は現存している実在のルート66にもおよんでいる。近年世界各国からの旅人が増加しており、それにあわせるように沿道の商店や飲食店が相次いでリニューアル、あるいは復活。Carsを意識した看板や装飾もあちこちで見られ、ルート66が観光道路として復興しているのだ。
イラストはアリゾナのルート66沿線の田舎町で見かけたTow Truck。映画に登場するキャラクターをイメージしてペイントされたレッカー車であることは、ドアに書かれた架空の街"Radiator Springs"の文字から明白だ。