2003年のスナップから描きおこした水彩イラスト。場所はカリフォルニアのどこか。確かなのはフリーウェイInterstate-40号線とRoute-66が交わるジャンクション付近であったということ。この年の秋にこの男、フォトグラファーのTakaと二人、レンタルしたHarley-DavidsonでRoute-66の起点であるChicagoをスタート、約2週間をかけて終点のSanta Monica Pierに辿り着くという旅をした。太陽が西に傾く頃、焼けた腕で気持ちよく風を切る。毎日おおむね西に向かって走っているから、夕焼けのショーも楽しみになってくる時間帯だ。地平線に沈む夕日を眺めながら走る。空の色、雲のカタチ、光の変化…。毎日異なる夕焼け空。それを眺めながらにやけてる相棒を見て、自分も笑顔になっていることに気づかされた。