アメリカ取材の話題、その3回目はレンタカー。航空券の手配以外に、初日の宿、それからレンタカーの予約が、渡米前に必ずやっていること。せっかく行くのだから少しでも長く滞在したい。2週間程度の旅程が組めるならば、現地ではロングディスタンスのロードトリップに出かけたい。今回は現地滞在12日間、そのうち5日は内陸にクルマを走らせる計画を組んだ。そんな時、僕はアメリカ製のV6、叶うならばV8のレンタカーを選ぶことにしている。理由はまず写真映え。そして何よりも大陸を走るならば、大陸生まれのクルマがベストだと思っているからだ。
しかしここで問題になるのが、現地で予約通りのクルマが用意されるかどうか。実際予約を反故にされ、不本意な車種のキーを渡されそうになったことは一度や二度ではない。
今回は、現地在住の友人が日系のレンタカー会社に問合せをしてくれ、希望の車種であるシボレーの大型SUV、タホが確約された。
実は、90年代初頭に日本に正規輸入されていた2ドアのタホを所有していたが、最近のモデルには乗ったことがない。
現地でのパートナーとして大活躍してくれた18年モデルは、V8ならではのおおらかな乗り心地はそのままに、適度に現代的になって非常に好感触。数千マイルに及ぶ旅を、豊かなものにしてくれた。
ガソリン価格が高かったのにはちょっと閉口したが、久々のアメリカン・ロードトリップを大いに楽しむことができた。
返却の段階になって「返したくない、持って帰りたい!」と思ったのは、数年前に乗ったフォードモーターカンパニーの広報車両「マスタングGT」以来だ。
「やっぱりアメリカの道にはV8!」
しかし、いつまでそんな脳天気なことを言っていられるのだろう。。。