キャンピングカーが人気だと言われるが、価格、サイズなど様々な理由から気軽に手に入れられるものとは言い難いのも事実。ゆえに多くの人にとっては憧れのままであるようだ。
それでは、手持ちの愛車でキャンピングトレーラーを引っぱるというのはどうだろう。トレーラーはエンジンが付いていない分、一部の高級車種を除くと自走式キャンピングカーよりも価格が手頃だと言える。室内も居住スペースとして充分な広さを持ち、車検はあるものの自動車保険は牽引車、つまり引っぱるクルマの保険でカバーできる。軽量なモデルもあり、750kg以下ならば牽引免許がなくても引くことが可能だ。
引っぱるクルマには、ヒッチメンバーと呼ばれる牽引装置と灯火類の為の電源ブラケットを取り付ければいい。よほど大きなトレーラーでなければ、多くの普通乗用車で引くことが可能。流行のSUVタイプ4WDなら何の問題もなく牽引できるはず。
運転の難しさに関する懸念はあるだろうが、よほど大きなトレーラーでない限り前進は容易と言っていいだろう。狭い場所での取り回しや後退時には慣れとコツが必要だが、750キロ以下のトレーラーなら取り外して人間一人で押し引きすることも可能だ。
牽引した状態で高速道路を走る場合、事前にETCの設定を変更しておく必要がある。また、特に都市部では、使わない場合の置き場所探しに苦労するかもしれない。
しかし『普通の乗用車』もトレーラーをつないだ瞬間に、レジャー感満点の特別な存在になり、もちろん休日の過ごし方だって大いに変わること間違いなし。
僕自身、バイクを乗用車で牽引する為に小さなトレーラーを所有しており、次はキャンピングトレーラーを狙っている。
トレーラーが日本のレジャーを変えてくれるかもしれないと考えている。