取材先のポルシェフリークが最近中古で手に入れたのがこのポルシェ。2000年代初頭の996である。今まで乗っていたスパルタンな930から、「サーキット走行ができて、買い物に行く奥様にも運転できる一台を」というコンセプトで、足回りは硬めてあるものの、ミッションはティプトロだ。乗り心地はソリッドだが不快なほどの突き上げはない。シルバーのボディーと、新オーナーの好みで低い位置に貼られたヴィンテージテイストのストライプもいいセンスだ。
失礼ながら購入価格を伺うと、無理せずとも手が出せそうな魅力的なものだった。ちょっと力の抜けた大人のチョイス、なかなかにオシャレだと思うのである。