第二次世界大戦中、機動力に優れた小型軍用車としてアメリカ政府が設定したスペックに対し、ウイリス&オーバーランド社が開発、採用された小さな4WD。これがJeepの起源だ。ウイリスが小さな会社だったことから、生産の多くはフォードが行った。ウイリスMB、そしてフォードGPW、これが正式な名称で、Jeepという名前はGIが付けた愛称だと言われている。ウイリス社によって商標登録されたのは戦後のことだ。その後紆余曲折の後、現在Jeepはクライスラー社の看板ブランドのひとつとなっている。イラストは現在販売されているモデルネームJK。V6エンジン搭載、サスペンションにはコイルスプリングが採用され、現代風にアップデート。ワイルドな外観や走破性能はそのままに、街中でも乗り心地のいいクルマになっている。2018年のフルモデルチェンジが噂されているが、初代からの特徴的なグリルデザインを含め、そのDNAは必ずや受け継がれることだろう。