何の制約もなく、オープンボディーのクルマを一台チョイスするとすれば、僕は迷わずコイツにするだろう。2000年のデビュー直後だったと思う、夜の東京を走っていて、その斜め後ろからの姿に一目惚れした。スポーツカーの定石と言われる、ロングノーズ/ショートデッキスタイルのお手本のようなシルエット、車体に対してベストなバランスのタイヤとホイールサイズ。隙のないスタイリングのコイツを越えるロードスターには、その後出会ったことがない。アルピナチューンの"Roadster V8"はさらにセクシー。BMW Z8。いつか手に入れたい一台だ。