他の高性能な消防車や俊敏な救急車と比較されて馬鹿にされていた、ジープをベースにした小さな消防車が大活躍する物語。日本で1960年代に作られ、今も書店で最新刊を買い求めることが出来る名作絵本のひとつだ。僕の子供時代を含め、現在でも子供たちの憧れの対象となっているこの主人公を、実際に作ってしまおう、というプロジェクトを約一年間、取材してきた。その最終回ともいえる取材をつい先日行った。数十年屋外に放置されボロボロに錆びたベース車を見せられたとき、正直これが走るようになるのかと思った。だがその鉄くずになりかけていた車体は見事にレストアされ、美しい赤に塗られ、子供ならずともワクワクする出来映えになっていた。詳しくは9月下旬発行予定のフリーペーパー、オンザロードマガジン36号でご覧に入れたいと思う。