先日の取材出張の際、全長が6メートルもあろうかという大型SUV、フォード・エクスペディションを借り出した。機材が多く、また現地では一時的にクライアントと行動を共にするシーンもある、ロスとラスベガスの往復をはじめ移動距離も長い。そこで大人4人と多くの荷物を飲み込んで快適に旅することが出来るクルマとしてこいつを選んだ。ミニバンというチョイスもあったが、頼り甲斐のあるV8エンジンと、"Expedition"=遠征・探検旅行というネーミングが、アメリカ大陸をステージにした取材旅行にはピッタリだと思った。ちょっと時代遅れなイメージもあるボディ・オン・フレームの大型SUVだが、申し分ないパワー&トルク感とおおらかな乗り心地で旅を楽しいものにしてくれた。
ロスの空港近くにあるハンバーガーショップ前に路上駐車、クルマを降りてふり返ったら、いかにも西海岸!というこんな光景がそこにあった。現代の主流、スマート&コンパクトなモノコックのSUVもいいけれど、ピックアップの国、アメリカのSUVと言えば、こいつみたいなおおらかな雰囲気の一台がいい。
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