ここはCaliforniaのAmboyという田舎町、Route-66とSanta-Fe Rail Roadが交差する場所。貨物列車を眺めながら踏切が開くのを待つCamaroのドライバーが陽気に手を挙げる。僕の背後では、くすんだ赤いボディに『Santa-Fe』と黄色い文字がペイントされた3両編成のディーゼル機関車が長い長い貨車をひいて踏切を通過している。一度遮断機が下りると10分以上も開かないから、踏切で停まったクルマやモーターサイクルはエンジンを切って列車が通り過ぎるのを待っている。先を急ぐのなら、すぐ横を走るInterstate-40、つまりフリーウェイを使えばいい。Route-66を時速55マイルでのんきに流す旅ならば、踏切待ちさえも楽しいものなのである。