Route66の旅の途上、NewMexicoでちょっと道をそれ、SantaFeに寄ってみた。
ネイティブ・アメリカンの文化をベースにした独特の風情をもつ街並みを形づくっているのは、赤土で塗り固めてエッジを丸く仕上げた建物たち。確かに僕がこれまで見た他のどのインディアン居留地とも異なる雰囲気だ。
ここSantaFeは観光地としても高い人気を誇るのだと聞いていたが、道端に停められたクルマのライセンスプレートがNewMexico以外の様々な州のものであることから、その噂が事実であることを知る。
歩道に尻を向けて停められたハーレーダビッドソンが、僕たちと同じようにモーターサイクルでアメリカを旅するモノ好きの愛車だということもライセンスプレートやくくり付けられた荷物の様子から容易に伺い知ることが出来る。
時間はたっぷりあるし、しばらくこのハーレーの主を待ってみようかとも思った。しかしそれはせず、シーンだけを心にとどめてその場を後にした。