アメリカのモータースポーツと言えばINDYやNASCARがまず思い浮かぶが、市販車ベースのスポーツカーレースも60年代から盛ん、現在もマシンの形こそ変わっているが人気のカテゴリーだ。
特に60年代後半~70年代初頭にビッグスリーが積極的にスポーツカーレースに参戦していた背景には、このレースを各社が広告媒体として積極的に活用、レースの勝敗が市販車の売上げにも影響を及ぼしたという事情がある。
中でもフォード・マスタングとシボレー・カマロの戦いは有名で、今もINDYやNASCARで活躍するPENSKY(ペンスキー)レーシングからエントリー、オイル・燃料メーカーのSUNOCOがサポートしたイラストの『SUNOCO CAMARO』は、そのシンプル&クールな外観も手伝って、今も多くのファンが存在する人気のレースカー。ヴィンテージカーのレースイベントなどに足を運ぶと、そのクローンを時には何台も目にする。
イラストは1968年にセブリングで開催された耐久レースに参戦した『SUNOCO CAMARO』。濃いブルーにイエローのロゴが何ともいい雰囲気だ。