これまでたびたび描いてご紹介してきたFord Mustang。以前にもどこかで書いたが、僕がこのクルマに惹かれるようになったのは、映画の影響である。敬愛するムービースター、ご存知スティーブ・マックイーン主演の"Bullitt"(ブリット)に、マックイーン扮するサンフランシスコ市警の刑事、フランク・ブリットの愛車として登場、映画史に残る(CGなど使われていない)カーチェイスを繰り広げたのが1968年型のムスタングだ。そう、当時の日本では「マスタング」ではなく、『ムスタング』と書いたし、発音していた。
映画の中でマックイーンと同じぐらいのインパクトを与えていたこのMustang、注目し、憧れたのはもちろん僕だけではない。世界中に多くのファンを生み出し、本国アメリカではFordの歴代Mustangにおいて何度かリミテッド・エディション、特別仕様車として"Bullittモデル"が発売されたほど。
マックイーンに並ぶもう一人のムービースター、Mustangは今も愛され続けている。そして僕もこのクルマを愛する一人なのである。