1942年製のWillys MBである。言わずと知れた第二次世界大戦当時のアメリカ製4WD、後に商標となったJEEPという名前を愛称に持つ世界一有名なクルマのひとつ。
イラストはオーストラリア経由で日本に輸入され現存する貴重な一台を描いたもの。そしてこのクルマ、実動であることはもちろん、何と獣医の先生が往診用に毎日の足として使っているのである。
そもそもJEEPという愛称は、日本でもお馴染みのカーテゥーンキャラクター、『ポパイ』の従順な愛犬の名にちなんだもの。オーナーの先生は、医師になるより前、若いころからJEEPが大好きだったというが、この名前の由来が犬であることには因縁のようなものを感じずにはいられない。
日本の三菱製ジープはもちろん、多くの人がイメージするよりもずっとコンパクトで軽快なこのWillys MBは、今日も東京の片隅で獣医師先生の従順なパートナーとして疾走しているのである。
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