1950~60年代、日本の技術で精巧に再現されたクルマやロボットなどのティン・トイ(ブリキのオモチャ)が大量にアメリカに輸出されていたという。現在はミニカーを除きオモチャの多くがプラスティック製になっているが、かつては金属で作られているものが多かった。
イラストは1966年製のペダルカー、足漕ぎ自動車だ。タイヤ以外はスチールで作られたヘビー級の乗用玩具にはSmall Birdのロゴが。塗料が剥げたり錆びたりしているが、油を注してやれば今も現役だ。
クルマもオモチャも、無闇にプラスティックにするのでなく、長く愛用できる素材で作る、これもひとつのエコロジーではないだろうか。