日本には正規輸入されていない為にほとんど知られていないが、2006年に発売されて以来、Motor Trend誌が選定するカーオブザイヤーを受賞するなど、アメリカでは名実共に人気のベーシックな4ドアセダン、それがフォード社がリリースするフュージョン(Fusion)である。90年代を中心に我が国でも人気を博したフォードのミッドサイズセダン、トーラス(Taurus)の後継モデルと言えばわかり易いだろう。
今年から2500ccエンジンと電気モーターの組合せによるハイブリッドモデルもラインナップ、市街地で1ガロンあたり41マイル(おおむね1リッター16.5キロ)の低燃費を誇っている。
マーケットでの競合車種はトヨタのカムリ、GMのシボレー・インパラ、クライスラーではダッジ・チャージャーなどが挙げられる。そう、NASCARで活躍するフォード車もこのフュージョンであり、レーストラック上でのライバルもカムリ、インパラ、チャージャーなのである。
尚、同じ名前ながらまったく異なるスタイリングのコンパクトSUVとして、EU圏でもフォード・フュージョンは発売されている。